7月2017

『自分を知ってもらう』という事

先日、いつも行く美容院へ行ってきました。
いつものスタイリストさんですが、かれこれ10年以上のお付き合い。

それほど髪形を変える方ではないのですが
「今回はちょっと短くしてもらおうかな。」
そんな感じでオーダーしています。
「この間はこんな感じだったので、今日はこんな感じでどうですか?」
という感じですぐに分かってもらえます。

でもこれってすごく重要な事だと思っています。
スタイリストさんは私より7歳位年下だったと思いますが、年齢は関係なくお互いに尊重しあわなければ長くは続かないと思っています。

その後、久々の整体へ。
だいぶ長くあけてしまってしまったのですが(多分3年位)、会えば以前と同じように接してくれます。

「だいぶ筋肉が衰えましたね。」
とショックな一言!
自分でも気づいてはいましたが、言われると心に突き刺さります(泣)
「テレビを見ながらでもいいので、腕を大きく振って足踏みしてください。」
「が、頑張りますっ!」

自分の状態を把握していただけるというのは、ユーザーからするとありがたいです。

自分の仕事に置き換えても同じ事だと思っています。
お仕立てとは、着物の形になっていればいいというだけでなく、お客様のお好みや体系の変化を気にしつつお仕立てが出来れば1番いいのではないかと思うからです。
私からのアプローチも大切ですが、お客様からのアプローチの方が重要かもしれません。
着方の好みや着物の趣味など伝えてくださるお客様の方が少ないのが現状です。

お着物に関係ないお話しでも全く構いません。折角お話しできる機会を与えて頂けたのですから、お会いする時は色々な事をお話ししたいと思っています。
お互いを知るには双方の努力が不可欠ですが、それには多少なりとも時間が必要かなと思います。
どんなお仕事でもそうだと思いますが、『お客様とのいい関係』を作っていくことも仕事の内なのです。

何を願いますか?

明日は七夕。
梅雨の真っ最中なので雨になることが多いように思います。
東京では天の川は見えなくても当然ですが、晴れていればベガ(織姫)とアルタイル(彦星)の輝きを見ることができます。

織姫はその名の如く織物を織る女性の事。
職業柄、なんとなく親近感がわきます。

この間、お花を贈る機会がありお花屋さんへ行ってみると、店先に笹と願い事を書く短冊が置いてあり自由に書けるようになっていました。
既に笹には願い事に書かれた短冊がつるされており、アレンジメントが出来る間その短冊をちょっと拝見させていただく。
願い事の内容は色々で、『年収を上げたい!』『家族が健康でいられます様に。』『(アイドルの)嵐に会えます様に!』といった具合です。

そこでふと考えました。
願い事って自分の事を願うのか、人の事を願うのかでその時の自分の心の持ちようが分かるのではないでしょうか。

皆さまは何を願いますか?