5月2011

『花鳥風月堂』と檀れいさんの着物姿

金曜の夜に放送と言う事で出かけている確率が多く(笑)なかなか見れない番組。
NHK教育テレビで放映中花鳥風月堂
番組の内容は日本の古典芸能である“能・狂言・歌舞伎”を檀れいさんがドラマ仕立で分かりやすく解説してくれるという物。
特に“能・狂言”というどちらかというとちょっととっつきにくい内容のものが、この番組によって「観てみようかな。」と思うきっかけになると良いですね。
番組の内容もさることながら、私を含め檀れいさんの着物姿をお目当てに見ている方も多いのではないのでしょうか。
番組HPで着物姿をチェックできるのを発見。番組を見逃しても檀れいさんの着物姿はチェックできます。

悉皆屋さんから学んだ仕事術

先日、いつもお世話になっている悉皆屋さんとお話しをする機会がありまして、その時におっしゃっていた印象的な事がありました。
「シミ抜き屋さんにも、シミの得意分野、不得意分野があってそれを見極めて出すのが難しい。性格もあるけれど職人気質になりすぎて、“こんな仕事引き受けない”と言われてしまう事もある。」と、深~いお言葉。
仕事って最終的にはその人の人柄や、人間関係を上手くもっていける人が“仕事のできる人”なのではないでしょうか。
悉皆屋さんに限らず、実はどれだけ良い関係性の人のご縁を沢山持っているかに関わってくるのではないかと。そう思うと、いかに普段の生活の中でより良い人間関係を作っていけるかが重要なのだと思わざるを得ません。

大至急の仕事が来た時こそ心を落ち着かせて仕事をしないと逆に大惨事になってしまう事もあるとおっしゃっていました。
本当は急ぎの仕事なんてしたくないし、ましてや休日返上なんて誰でもしたくはない物。
けれども『この人に頼まれたら断れないなぁ。』という関係性を作る事が1番大事な仕事なのかもしれないですね。めんどくさいとかわずらわしいなんて思う人にはいい仕事なんて出来ないし、仕事もいつかは来なくなってしまうでしょう。
1日で人間関係が出来上がる事なんて無いですから・・・そういう努力は惜しみなくしなくてはいけないと心に刻み込んだ日になりました。
そして、エンドユーザー(お客様)と接する事が重要だと再確認の日になりました。お客様と接していないと、お客様が何を求めているか分からなくなってしまう事があります。自己満足の仕事になってはいけません。(※個人的見解です。)
日々の生活の中で教えられる事、沢山あります。

TOKYO AWARD Design & Art

日曜の深夜0:35~テレビ東京で放送しているTOKYO AWARD

ある特定の人物をフィーチャーして紹介する番組はいくつかある。
ゲストによって「今日は見なくてもいいか。」と思ったりもするのだが、このTOKYO AWARDはゲストに関係なく殆ど観ている。
“そういう系”の番組は大体がドキュメンタリータッチでナレーションが耳障りの良い事しか言わない(気がする)。私みたいに物事をちょっと斜めから見ている様な人物からすると『ちょっとカッコよく言いすぎ(撮りすぎ)じゃない?』と素直に受け取る事が出来ない(苦笑)
簡潔にいうと“作られた人物像を見せられている感”がどうしても払拭しきれないのだ。(私の性格のせいかも・・・)
でもこの番組は“基本、本人が自ら解説”の番組。そこが好き!
日曜深夜に放送しているのも、テレビ東京で放映されているのも私好み。
ゲストトーク以外のコーナーも〇。今日は梅酒のボトルはまだ確立した形がないという話に『そーいえばそうだよね。』と・・・
海外で販売されている梅酒のボトルはまるで化粧水のボトルの様でした。デザイン1つでイメージがこれほど変わるのかと自分が固定観念で固められてしまっている事に気づかされる。

後輩と食事会@池袋

今日は和裁所時代の後輩達と食事会@池袋。
そう言えば、みんな20代だったのに、もう全員30代なんですよね。結婚した子も、和裁を生業にしていない子も、他の仕事についた子。みんなそれぞれですが、震災後も元気そうで何よりです。

池袋ってあまり来ない街の1つ。以前来たのはいつだっただろう・・・と考えるくらい来ていない。最近は乗り換えに使用した事もない気がする。
そして駅の構造や街の造りが全く分からないので、まぁ迷う!新宿なら駅から街の構造まで全てインプットされているのに。小さい時からお買い物と言えば新宿だったしなぁ。
まあ、今日の幹事が埼玉県民ということで埼玉のアクセスポイントである池袋。
上野駅は埼玉、茨城。神奈川は品川駅という所でしょうか。千葉はどこだろう、新宿?総武快速線だと東京駅か・・・
フムフム、みんな馴染みの駅はそうやって出来ていくのだろう。

それにしても池袋は若者が多い、路上でスケボーをやっている光景を久しぶりに見た。予備校が多く大学が近いからと、幹事の彼女はまるで自宅の庭の様に池袋を歩きながら説明してくれる。池袋はそういう街なのか、なるほどね~。

以前、福岡出身者が「博多は池袋に似ている。」と言っていた。実際、博多に行った時『似てる!』と思ったもの。ラーメン屋が多いという共通項もあるしね。今日も博多を少しだけ思い出した。
でも、(街の)匂いが違うんだなぁ~。※ラーメンの匂いではありません。

食後のうれしいサプライズ

最近は日本でもバールが増えてきましたね。日本で言うとカフェになると思うのですが、お酒が飲めたり食事が出来たりエスプレッソが飲めたりと様々です。バールの好きなところは、そこにいるみんなが楽しく飲んでいる雰囲気が好き。
お酒はやっぱり楽しく飲みたい。

今日の食事がてらお酒と食事。そして食後にカプチーノを頂く。最近は本当にカプチーノアート、凝ってますね。ハートなんてもうあたりまえ。こういうのはちょっとサプライズでうれしいですよね。

お客様と打ち合わせランチ

本日は、お客様と私がお仕立したお着物の着姿を見ながら気になるところをご相談して頂くという打ち合わせを兼ねてのランチ。小伝馬町のお目当てのお店がお休みだったというアクシデントがあり、急遽“コレド室町”に変更。

今回ご相談の木綿のお着物。絹物に無い“ごわつき”もあるので、今までと同じ寸法にお仕立してもやはり着用感は違う物です。絹物ではあまりでないシワも大きく出てしまうそう。
・背縫いのごわつき(縞の間隔を合わせるために背縫いを多く縫った為)
・肩にでるシワ
・抱巾について
今回の調整点はこの3点です。
もう少しラニングして頂いてからお直しさせていただこうと思います。

お客様とお話しするだけでなく“着姿”をじかに見るという事はとても大切な事。言葉だけでは伝わらない事を目で見て“一緒に考える”という事が大切だと思います。和裁士としてはアドバイザー的な意見を申し上げるという形が好ましいのではないでしょうか。どちらかの一方的な意見で出来上がったものではなく、最終的にお召しになった方の着心地が良くなくては意味がありません。

食事と共に、お直しのお話から、今の世情の話まで話は尽きません。
『店主が販売する商品に愛情が無ければそのお店は続かない!』という話まで(笑)でも確かにそうなのです。
話は弾みあっという間の2時間。
そして手土産まで頂いてしまってありがとうございます。お野菜と、とってもかわいいクッキーまで!→十勝菓子工房 菓音KANON

さて、家から日本橋まで歩いて来た私は、やはり徒歩で帰路につきます。
途中、人形町にある生活雑貨 スロウに立ち寄る。今日はお香とポストカードを購入。

これからは日本橋まで気分転換にお散歩に行こうかな。自転車なら10分程度の距離です。
いつもながら隅田川を渡る時は気持ちが良いです。今日は暑くもなく寒くもなく本当に心地よい風が吹いておりました。

映画『赤目四十八瀧心中未遂』

映画『赤目四十八瀧心中未遂』
発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
監督:荒戸源次郎/原作:車谷長吉/脚本:鈴木棟也
キャスト:大西滝次郎/寺島しのぶ/大楠道代/内田裕也

2003年公開され、主演の寺島しのぶさんが日本アカデミー賞を始め各映画賞を総なめにした作品。
寺島しのぶがこの作品に惚れ込み、読者カードに「綾役をやりたい!」と原作者に送ったという話は有名である。

『この世の外に連れてって。』という綾の言葉に生島与一は死出の旅へと赤目四十八瀧に向かう。ラストは別れのシーンで終わるのだが綾と与一はどうなったのかは想像するしかない。私としてはこういう終わり方が好み。(前にも書いたかも・・・)
映画その物の不思議な世界観と尼崎という町がとてもマッチングしている様に思う。(尼崎に関しては想像でしかないけれど)
この映画の中の唯一の華である綾。妖しい華の綾の毒々しさがよく表現されているのではないでしょうか。
登場人物の殆どが刹那的であるが深~い人間味を出しております。皆さん濃いです(笑)
小説を読んだ事は無いので今度読んでみよう!

空豆三昧

後輩(の実家)から届いた空豆と絹さやとジャンボ新玉ねぎ。
空豆だけだと思っていたのでびっくり!

空豆はサヤごと焼く。ちょっと失敗したのはサヤの端を切っておくのを忘れてしまった!切って焼いた方がいい感じに水分が抜けて美味しいと思う。そしてビールが合う!
以前、イタリアンで食べた“空豆とパンチェッタのパスタ”が忘れられなくて、空豆が届いたら絶対に作ろうと思っていたメニュー。パンチェッタが無かったのでベーコンで代用。もちろんプロが作ったものにはかなわないがいい線いっている。と思う。(自画自賛)
ショートパスタのペンネにしてみたけれど、蝶々の形をしたものや貝殻の形をしたものの方が合うかも(空豆と大きさが同じくらいだし)。もちろん普通の麺でも。
こちらは白ワインで!!

パスタの画像を後輩に送ったら、『うちの空豆がこんなおしゃれなメニューになるなんて!』と言っておりました。
空豆はなんとかやっつけられそうだが、絹さやはかなり大量なので誰かに手伝ってもらわなければ・・・

原発その後とこれから

花粉が1段落したと思ったら、長雨の予報。
洗濯物もまた家の中で干す毎日か・・・(涙)

これから梅雨に向けて、福島原発の方は大丈夫なのかしら?大量の雨と共に高濃度の汚染水が流れるとか・・・
心配事は絶えないけれど、静岡の浜岡原発は停止するというニュース。原発反対派、推進派の賛否両論です。

とにもかくにも、福島原発の事故は起こってしまって、今現在もまだ生活に困っている方々が沢山いるのです。そんな中ふんばろう東日本プロジェクトというWEBサイトを教えてもらう。
どこかの大きい団体に支援物資を送るのではなく、直接、避難所や個人宅に必要としている物を送れるというシステム。私も早速、お米とレトルト食品を送ろうと思う。これからも長い支援が必要でしょう。
被災地の方々を思ったら原発に関する答えは自ずと出てくると思うのだけれども・・・

『花邑の帯あそび』展

新宿伊勢丹7F呉服売り場にて開催中の花邑の帯あそび展に行ってきました。
花邑店主、杉江さんとは歳が離れていても(笑)仲良くお付き合いさせていただいてます。
伊勢丹で展示会なんてすご~い!でも、杉江さんの人柄のなせる技だと思います。
来月も催事があるそうで、相変わらず忙しそう。それが終わったらお食事に行きましょう!と約束して・・・。

本日購入の帯留。木の実にも見えますが、花びらと書いてあるので花びらなのかな?どっちにしてもかわいいです。

花邑の帯あそび 5月9日(月)~17日(火) 
14日(土)、14時~スタイリスト秋月洋子氏とのトークショー
新宿伊勢丹7F 呉服売り場にて開催
催事中は店主の杉江さんは毎日売り場にいらっしゃるそうです。