10月2012

ノスタルジック 森下

昨日のブログにも登場した、大家さん再び。

柿のお礼とともに、土曜日に放送された“アド街っく天国”が江東区の森下特集で、まさに私が住んでいたマンションがお堀だったという話があったので聞いてみました。

大家さん曰く、家の敷地の3分の1はお堀だったのだそうです。
大家さんがおじい様から昔聞いた話では、酔っ払いがお堀に落ちたなんてよくあって、助けに行ったりしたなんて時代劇の様なお話も。
大家さんの年齢から察するところ、明治時代くらいの話でしょうか・・・
家をマンションに建て直す際の地盤調査で、お堀の船着き場跡が出てきたり。

森下、両国、日本橋近辺は、お堀が水路の様に巡らされたさながらベネチアのような町だったのだと思います。
数はだいぶ減ったでしょうが、今でもお堀はありますよ。

アド街の森下案内は殆ど知っていたので、森下暮らしが結構長かったことを実感。
大家さんは「最近はおしゃれな店が結構でき始めた。」と言っていましたが、美味しいお店は多かったと思います。
今でも私の中の住んでよかった町、ナンバー1です!

太秋

なんだか二十四節気の様なネーミングですが、太秋と書いてたいしゅうと読みます。
このブログにも何度か登場する、以前お世話になった大家さんが送ってきてくださいました。

梨のようなサクッとした歯触りで甘みも多い大きな柿。
最近は人気があってお取り寄せが困難な柿なのだそう。
食べてみたらとても美味しくて、実家と相方の実家にもおすそ分けしてしまいました。

エア・カプセル

整体へ行くと体のほぐしと共にセットでする“エア・カプセル”
酸素カプセルだと思っていたら、それとは違うという事でした。

普通の地上にいる気圧は1気圧ですが、このカプセルの中は1.3気圧。
最初から1.3気圧ではなく徐々に気圧が上がっていくので、飛行機の離着陸時の様に耳抜きが必要になります。
気圧が多い中で過ごすと、通常の呼吸よりも酸素を体に多く取り込むことができるという事なのだそうです。

先生曰く、手術室の中も気圧が高いそうです。
気圧が高いと出血量が少なくなり、元々このカプセルも戦場で怪我をした兵士を運ぶために作られたと言っておりました。
頭痛持ちの人が低気圧が来ると頭が痛くなるのは、頭の中の圧力が大きくなるからだそうです。
なるほど。自然と人間の体は切っても切り離せないものなのですね。
というか、人間も自然の中の一部ですから当たり前と言えば当たり前なのですが・・・

エア・カプセルの効き目はどうかと言いますと、お陰様で以前よりも疲れにくくなってきている気がします。

十月大歌舞伎@新橋演舞場

今月、久々に歌舞伎を観に行ってきました。

松本幸四郎さんと市川団十郎さんの“勧進帳”。
今回は、お客様の年齢層もググッと上。
そのせいか、観覧中に寝てしまう方が多かった気がします(笑)

今回は昼の部と夜の部で、“富樫”と“弁慶”が入れ替わるという配役。
私は昼の部の“富樫”松本幸四郎、“弁慶”市川団十郎を観覧。
私の中では弁慶=団十郎氏という位イメージがとても強いです。

今回嬉しかったのは、“大向こうさん”の間近だったこと。
とってもいい声で、『高麗屋』『成田屋』『山城屋』の掛け声が傍で聞けました!

本日のお客様

吉祥寺より1時間かけて自転車でいらして頂きました、T様。ありがとうございます。
今日は少し日差しが強かったので暑かったのではないでしょうか。

ご依頼は、お母様やおばあ様がお召しになっていたお着物をお仕立て直しされたいという事です。
昔のお着物をお直しする場合、身丈もそうですが裄が1番の難所です。
T様の場合、お着物の裄が短かったのですが『我慢できる。』範囲という事で、お仕立て直しをすることに。
全部で4点お持ちいただきましたが、2点は少し時間をおいて考えてからお仕立て直しをされるか決めることにしました。

即決でなくてもかまいませんので、色々とご相談に乗れればうれしく思います。

本日のお客様

お着物でいらして頂きました、大田区O様。
今日の昼間は少し暑いくらいの陽気。
お着物でいらして頂きまして本当にありがとうございます。
お着物をお召しになっていただくと、お客様のお悩みが更によく分かるのでとてもありがたいです。

O様のお悩みは、細くて裄が長い人の殆どと言っていいほどのお悩みです。
『胸回りがすっきりしない。』
『帯の上に着物の脇の生地が垂れてきてしまう。』
これに関して言えば、寸法の取り方と、縫い方で解決する場合が多いです。
このお悩みを呉服屋さんに相談してみたところ、「どうしようもない。」というお答えだったそう。
着物の構造が分かっていないと解決策は難しいと思います。

O様も改めて採寸と寸法のチェックをさせていただきました。
O様に関して言えば今よりもだいぶ胸回りがすっきりできる寸法になります。

ただ、どなたの寸法でも出来るわけではなくやはり限界がありますのでお悩みの方はご相談いただければと思います。

本日のお客様

いつもご注文いただいている、世田谷区T様、世田谷区K様、目黒区K様、着物仲間の3名でいらしていただきました。

目黒区T様は先日雨コートを作成させていただいたのですが、コートの衿が大きく空いてしまうのと、身丈身幅ともに大きかったという事で、私の方からお宅にお邪魔させていただいて採寸させていただきました。
コートに関してはお召しになっていたコートの身丈を採寸していたにも関わらず、大きく出来上がってしまったので『生地』『寸法』『繰越の取り方』など色々な要素で変わってしまうという事を痛感。
お客様にもご迷惑をかけてしまいました。
コートは対丈でお召しになるものですので、細かな採寸が必要だと改めて感じました。

今回は裾を仮縫いした状態でお召しになっていただき、身丈を決定。
衿が大きく開いてしまうという事で竪衿下がりを少なくお直しさせていただきました。
仮縫いの状態でも気に入っていただいたので、私もホッと一安心。

そして世田谷区T様にはお仕立物をお渡し、世田谷区T様は早くも来年の夏物のお仕立て直しを2着お預かり。
いつもありがとうございます。

本日のお客様

引っ越してきてから世田谷区のお客様が増えました。
本日も同じ世田谷区からのお客様です。
ご自宅から20分ほど歩いてきてくださいました。ありがとうございます。

K様は紬のお仕立てをご希望とのことでいらして下さいました。
『その反物を購入した際も織り手さんの顔を見て購入したので、仕立ても顔が見える方にと思って。』
相談しながらお仕立てしたい方は大勢いらっしゃると痛感します。

さて、今までお仕立てしていた寸法表をお持ちいただいたのですが、やはり寸法が大きいと感じます。
身丈や裄はお好みもありますが、大きすぎるととても着ずらいものになってしまいます。
K様にお伺いしてみたらやはり、おはしょりの始末に時間がかかるとのお答え。

今回は身丈、裄ともに今までより小さくお仕立てすることにしました。
裄が小さくなることで、胸回りもすっきりするはずです。

出来上がりを楽しみにしていてください!

見とれてる美しさ

こんなにきれいな“うろこ雲”をみたのはいつ以来かと思うほどしばらく見とれてしまいました。

アリンコチェア(アントチェア)

アルネ・ヤコブセン作、アリンコチェア(アントチェア)。

相方の福岡の実家から我が家に来ることになりました。
名作と言われる椅子の殆どは建築家が手掛けたものが多い。
自分の設計した建造物に合う家具を自分で作成したいという思いは素人の私にも分かります。
因みにアリンコチェアは社員食堂用です。

その名の通りアリンコの形が可愛らしい。
形状が全く変わらない椅子の様に思いますが、座った時に背もたれがしなるのが座り心地の良さですかね。

アリンコチェアは、拙宅にいらして頂いた時の来客用で皆様をお待ちしております。