3月2012

しむらのいろ展@東京美術倶楽部

芝にある東京美術倶楽部で開催されたしむらのいろ展を観に行ってきました。
約50点程の展示でしたが、草木染めの美しさを堪能しました。
糸から発色する色は美しい光沢に輝き、絣の微妙な暈しがさらに美しいグラデーションとなって見えました。
近くで見たり、遠くで見たりでもまた違う。

着物は飾る物ではなく、やはり人が着て美しさが出る物です。
ですが、これを着こなせる人はなかなかいないかもしれませんね・・・

うれしいニュース

今日のニュースで“今年の杉花粉の80%はもう飛びました”と言っていた。
正確には84%だそう。どうやって測っているんだろう、と素朴に疑問。
春のニュースの中では何よりもうれしいニュースである。
今年の桜はクシャミ無しで見れるかもね。

明日の最高気温は17℃。
良く飛びそうな日和になりそうだが、これで残り10%位になってくれると更にうれしい!

暖かい日

午前中は整体へ。
3週間ごとの通院ですが、行くと体がほぐれるのを最近実感してきました(笑)
私の周りでも整体に行っている人は何人かいますが、着物の着付けをしている人が数名、膝を悪くしてそれから通っている人、そして何でもないけど通っている人も(笑)
私の周りの年齢層も高くなったってことか・・・

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もう、冬物のコートでは季節はずれな感じ。
花粉も気持ちよく飛んでいる筈です。

T.Jを忍ぶ会

お昼過ぎにお仕立てをご依頼のお客様がいらっしゃる。
単衣をお仕立てする予定でしたが、お着物の柄がを見て袷に変更。
季節感を感じる事が少ない中で、着物の柄で季節を感じる事が出来るのはとても風流な事だと思います。

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その後、銀座の美容院へ。
少し時間があったので、松屋、三越を散策。
松屋6Fのギャラリーでは“ヨーガンレールの指輪”を堪能する。
金属、石、繊維など様々な素材の指輪が展示されていた。
私の好みは華奢な指輪ですが、大きい指輪も存在感があってとても綺麗。

目の保養をした後で美容院。
トリートメントやヘッドスパを入念にして頂いて、気持ちよかった!

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その後、前回も書き込んだ「ペットロスになりそう』宣言をしていた友人と会う。
私も心ばかりのお花を渡してT.J(猫)を忍ぶ。
T.Jも一緒に写真を飾っての食事。
画像のT.Jは若かりし頃の写真だけれど、晩年の写真を見せてもらうと本当にお爺ちゃんという感じだった。
友人も私の前ではいつもと変わりなくしていたが、きっと辛いんだろうと思う。
何も出来ないけれど早く元気になってね。

友人からのメール

中学校時代の友人から久々のメール。
お互いに仕事をするようになってからは昔ほど会う機会は無くなったけれど、たまに連絡をとったりしていた。

久々のメールは17年間一緒に住んでいた猫が死んでしまったという内容。
いつからか友人の家に遊びに行くと猫がいるのは当たり前の光景だった。

メールを読んだあとに電話をかけてみた。
「ペットロスになりそう。」と友人。
私は動物を飼った事がないので、そこまでの気持ちは実際には分からない。
やはり自分の子供の様だと言っていた。
今まで子供はいらないと言っていた彼女でしたが、初めて自分の子供が欲しいと思ったそう・・・

飼い主にとってはかけがえの無い存在なのでしょうね。

結局今度の日曜日に久々に会おうという事に。
T.J(猫の名前)が会うきっかけをつくってくれたのかも・・・
天国で見守っててね。

歌舞伎の衣装

歌舞伎を観て思う事。
というかいつも思う事なのですが、やはり着物の色使いがとても素敵である。

またしても仁左衛門さんの話で恐縮ですが、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)で仁左衛門さん演じる浮世又平と勘三郎さん演じる女房おとくが連れだって花道から登場してくるシーン。
又平の着ている羽織のからし色とおとくが着ている着物の紫色のバランスが見事に美しかった。
これがまた何とも言えないこなれた色合いで、この夫婦のバランスをも映し出しているかの様です。
いつかどこかで私も取り入れたい、と思うがうまくいくか・・・

そして、最後の演目であった元禄花見踊(げんろくはなみおどり)。
踊りだけの演目ですが、謡いの方々の裃が桃色の桜模様であった。
この裃を観るのは2回目でしたが、最初に観た時のインパクトが忘れられず、また見れたうれしさに心の中でにんまりしてしまうのであります。
というか、この衣装は背景の桜並木に溶け込ませる意図があるのでしょうか・・・

三月 平成中村座

気がつけば、去年の11月から5カ月連続で歌舞伎を観に行っている。
今回、行く予定は無かったのだけれど、ひょんなことからチケットを頂けたというお誘いに2つ返事でのってしまった(笑)

今回特筆すべきは、仁左衛門さん演じる傾城反魂香(けいせいはんごんこう)の浮世又平(後に土佐又平光起)。
かなり年上の方に『可愛い』と、言うのは失礼かもしれないけれど本当にカワイイのである!!
声を大にして言いたい、『カワイイ~!!! 』
仁左衛門さんは、ちょうどこの日のお昼、『徹子の部屋』にゲスト出演しておりまして、それを観てからの観劇でしたので尚更に良かったのかも(笑)
最近、仁左衛門さんを見る機会が多く大好きになってしまった。今が役者としての集大成の時なのかもしれないと、一緒に観に行った友人と話が弾む。

来月はまた平成中村座を観に行くのですが、6月には市川亀治郎さんの猿之助襲名披露も観に行きたい。
そして香川照之氏はいきなり主役クラスというからビックリ。今頃は猛特訓しているのでしょうか・・・

なんにせよ、先の楽しみはいっぱいありそうです。

とりあえず、少し先の楽しみとしてBS朝日で3月25日の21時から放送の片岡仁左衛門の魅力を楽しみに待ちます。

再度、拝見。

中村勘九郎襲名公演の“鏡獅子”が今日、Eテレの“にっぽんの芸能”で放送されていた。
先月観た2月22日が収録日だったので、同じ時の演技を観れると言う訳である。
実際に見たのは2階席の1列目。
全体が良く見渡せ、1階席の後ろの方よりとても良い席だったと思うが、テレビでは肉眼では観る事の出来ない細かな動作や目線などがよく見てとれる。
放送されたものには、解説や謡いの字幕が出てきたりとても分かりやすく「こういうことだったのか!」と納得できる。

それにしても日本古来の色使いはとても美しいと思う。
この色とこの色を合わせるの!?と思う様な色合わせでも合ってしまう不思議なもの。
獅子の精と戯れる蝶の精の着物のデザインなんか斬新だもの。
こういうデザインは古来からの物なのだろうけれど、一体だれがデザインしたのだろう。
日本人の感性ってすばらしい!改めて実感する。

歌舞伎は今月も来月も観に行きます。

あれから1年

東日本大震災から1年。
3月11日は日本人にとって忘れてはならない日になってしまった。

「もう1年経つんですね。」とインタビューに答えている皆さんは、口々にそう言っていた。
東日本大震災関連のニュースがに埋め尽くされた1日でしたが、津波の画像を未だに直視できない方は多いのではないかと思う。
テレビでは映らない悲惨な現状を目撃した人にとっては、いつまでも頭から離れない映像となってこびりついているに違いないのだ。
津波から逃れるために寝たきりの旦那さんを置いて行かなければならなかった奥さん。
目の前で母親が津波にのまれる姿を目の当たりにした娘。
手が届く所にいるのに助ける事ができないまま、津波にのみ込まれてしまった息子。
そんな事を口にする被災者の方々の心はいつ癒えるのでしょうか・・・

『絆』『復興』と口にするのは容易い。
どこかの知事は「日本人は我欲に走っている。」とコメントしていましたが、悔しいけれど全否定は出来ない。
『絆』という言葉を商業的に使うのだけはやめてほしいと思う。

本当の復興の意味をもう1度私も考え直さなくてはいけないと強く思った1日になった。
そして、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

どっちもツライ

午前中、整体へ。
先週は通院できなかったので、ほぼ1カ月ぶり。
そのせいか、腰のスジがとても硬いと指摘される。更に、こんなに硬い人はめったにいない。とまで付け加えられる。
腰はあまり感じないけれど、ここ最近は肩甲骨から腕、首筋の一連が痛いと先生に言ってみる。
腰は上半身、下半身の両方の要だから本当に大事な所なのだ、と一喝!
でもこうやって指摘されるのはありがたく思います。

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昨日の温かさのせいか花粉が良く飛んでいるらしく、症状がひどくなってきた。
毎年の事だけれど、憂鬱だなぁ~。