8月2012

両家のコラボ

前回の続き

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仕覆の紐の結び方がわからず、義理の母のもとへ。
「蝶々結びと一緒よ。」
と教えられるも、コツをつかむまでは難しい・・・
そうそう結ぶものでもないので、1か月後には忘れているかもなんて思いきや頑張って覚えました!

そして、「この茶入は何焼きでしょうか?」と聞いてみる。
すると「多分、この釉薬のかんじからすると高取焼じゃないかしら。」
とのお答え。
高取焼、初めて聞きました。
でも相方の実家のある福岡、直方の焼物ではありませんか。
調べてみると400年も歴史のある古窯で、小堀遠州も好んで使っていたとか・・・

それにしても、この茶入、少し大きい気がするなぁと思っていたらそれも母からの回答がありました。
「茶道は昔は男性の教養だったので、昔の茶入は大きいのよ。」
なるほど!そういえば茶道の家元は男性ですしね。
今では女性の行儀作法のお稽古事のような感もあるお茶の世界。当たり前事だけれど、元は男性の世界。
昔を知るというより、今の考え方を脱ぎ去ることが骨董を知る手がかりなのかも。
当たり前のことだけれど発想を覆される。

前回書いた、芸者さんの話もそうだけれども、今のイメージとは全く異なる。
というより日本の社会が変わってしまったのであろう。

話が脱線しましたが・・・
今年の7月に福岡の実家で頂いた茶筅の筒描きとこの茶入を我が屋で飾ることに。
茶杓の筒描きもあってそれも大変魅力的でしたが、茶筅の筒描きの方を頂戴してきました。

私の実家からもらった茶入が彼の実家の土地のものなんて、なんだか上手く結びついて、思わぬところでコラボしたって感じです。
と一人で思っておりました。

茶入から始まるお話

お盆に実家に帰った時、母に「家にあってもしょうがないので、持って行って。」と言われ持ち帰った茶入。
手に入った由来を聞いてみたところ、(私の)祖母の妹、母からすると叔母さんの形見分けでいただいたという。
その叔母さんというのが、末娘で芸者の家に養女に出されたのだそう。
祖母曰く、「(その叔母さんを育てた芸者さんは)とても厳しくて、家に行くのが怖かった。」と言うくらいとても厳しい人だったらしい。
芸事ができる人が芸者であり、今、私たちが思う芸者とは全く異なるようです。
茶道、華道、日本舞踊も心得ていたそうで、家には躙り口のある茶室もあったといいます。

この茶入、よく見てみると蓋の部分は多分象牙だと思われる。
蓋の裏には金箔が貼られていて、この茶入の素性が気になるところ。

そんなわけで我が家に来ることになった茶入。
これから可愛がっていくうえで、まずは仕覆の紐の結び方をマスターしなくては・・・
ということで、明日に続きます。

良縁です

今日は以前住んでいた森下のマンションの大家さんと食事。
『大家さんと食事!?』
と結構びっくりされるのですが、住んでいた時になぜだかとても可愛がっていただいておりまして、私が結婚したら「是非お祝いさせて!!」と前々から言われていたのですが、なかなか都合がつかなくて今日に至るのであります。

外苑前の和食屋さんの個室を予約してくださって、気兼ねなくお話しすることができました。
プレゼントまでいただいてしまったのですが、ここでお話しするのはもったいないくらいの物なので割愛(笑)
そのプレゼントも、延期になってやっと会えた今だから渡せたというくらい時間をかけて手に入れてくださったものでした。
「今だから渡せるのもご縁ね。」とは大家さん。
すごく私のことを考えてくださってくれたプレゼントだと思うと涙が出そうになってしまった。
大家さんは息子さんが3人だったので、私のことを娘の様に思ってくださっていたんだと思います。

「またこれからも食事に行きましょうね。」
と約束してお別れしました。
人とのご縁をいいものにするか悪いものにするかはその人次第。
大切にしていかなければいけないものだと本当に思いいます。

小石川へ

私の実家のお墓参りをしに、相方と文京区小石川まで。

お墓をきれいに掃除をして、お花とお線香を手向ける。
最後に手を合わせてお祈りをしようと思ったら、彼が突然お墓に向かって宣誓し始めた。
あまりに突然だったのと内容が可笑しかったので、私は爆笑してしまった。
実は彼は昨夜から考えてそうです。

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お墓参りを終えて、小石川植物園がすぐそばにあるので散策に行くことに。

今日も猛烈な暑さ。
汗だくになっての散策でしたが、お散歩がてらに来る人、中には合唱の練習をしている人もいてなかなか面白い。
園内は手入れが行き届いているというより、自然そのままの環境という感じ。
温室は木曜は見学不可だったので涼しくなったらまた来ようということに・・・

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【植物園内の生物】

体長5㎝ほどの小さなカマキリ

園内の主っぽい

どうしても目立ちます

仕事帰りに成城まで足を延ばす。
ちょっと買い物がしたかっただけなのですが、本屋もチラ見。
なぜか草間彌生氏関連の記事や、美術館紹介の雑誌が目に留まる。

というわけで、先月行った直島アートをご紹介。
私の名づけたタイトルは“かぼちゃと赤血球”
松の木のミスマッチがいい味だしてます。

青竹酒

京都の友人より、いただきました。

青竹にお酒を入れて香りを楽しみながらいただくなんて、京都の方の贈り物らしいです。
竹はすぐに色が変わってきてしまうので、早めにいただかなくてはいけません。
料理もこのお酒用に考えなくては!

高松市 酉酒『とさか』

昨日書き込んだ“(多分)日本で1番おいしいであろう焼鳥屋さん”
一応、そこのオーナーさんにブログに書いていいですか?と聞いたら「O.Kです!」と返事をいただいているのでご紹介します。

香川県高松市片原町6-1 1F 
『とさか』
琴平電鉄 片原町駅から徒歩1分以内

“種鶏(シュケイ)”という、日本人が元来食べていたという品種を仕入れて提供しています。
今の鶏は人間が飼い易く、卵を産ませるためにか改良された品種なので美味しさは求められない。
東京軍鶏、名古屋コーチンなど足元にも及ばない美味しさなのです。
店主曰く、『この鶏は扱いが難しくなかなか提供できないが、自分でいろんな研究をして安く美味しく提供している。』
そして本当に安いっ!
二人で食べて飲んで7千円台でした。
それでも、『こんなに食べていただいて』とお礼を言われてしまった(笑)

高松に行く予定のある方は騙されたと思っていってみてください。
これ以上の鶏肉に出会えるか、今不安な日々を過ごしている今日この頃です(笑)

また、来年行きたいと思っております!
お店から琴電が見える風景がこれまた良いのです。

1番古い友人です

本日未明の女子サッカーを見て寝不足気味の私でしたが、夜は小学校からの友人と久々の食事。
かれこれ30年の付き合いになると思うと、ここまで付き合ってこれた事をうれしく思う。
私の相方なんかよりも全然長付き合いだもの(笑)

代々木上原の「入 iri」で待ち合わせる。

彼女も私も今年結婚したばかり。
今までお互いに人生相談以上の話をし合ってきた友人である。
私の中ではいろんな事をありのままに言える相手の一人。

まずは
やっぱり『結婚』の話、ですよね。
と一言で片づけてしまうほど簡単なものではないな・・・という話から盛り上がる。
自分一人ではなく他人と暮らすことを選んで、それが家族になるのは相当な時間が必要なはず。
一人の方がはるかに気が楽だし、やりたいことも、食事の時間も、仕事も自分の好きな時間にできた『ちょっと前の私』とは生活が大きく変わってしまった。
でも、これが誰かと一緒に暮らすことなのだ。
その『誰か』を今までずっと探していたのは、紛れもなく自分なのだから。
本当の家族のように、空気のように包んであげる自分でありたいし、相方にもそう思ってもらえたらそれ以上うれしいことはない。
そして、自分も何かを我慢しているように相手も何かを我慢をしてくれていることを考えなくてはいけない。
でも、家族として歩んでいくことを決めてまだ1年もたっていないんだから、これからもっともっとお互いを分かり合う努力をしなくてはいけないね・・・と。
恋愛なんかとは違う、もっとシビアな現実。
向き合っていかなくてはいけないですね。

友人とは語りつくせないほど話したいけれど時間もなくなってきた。
彼女の旦那さんが香川県高松市出身だと聞いて、先月行った高松市の(多分)日本で1番美味しいであろう焼鳥屋さんの情報を教えて絶対に行ってねと念を押してお別れしてきました。 

小学校、中学校、高校と友人はいるけれどもなかなか会える機会も少なくなる。
それでもこうやって会えること、本当にうれしいことです。

 

女子強し!

伊調馨選手、鉄壁の金メダルでしたね。
彼女を揺るがす選手は今のところはいなさそうです。
48キロ級で金メダルの小原選手も伊調千春選手の陰に隠れていましたが、相当強いです。

女子といえども、彼女たちの練習はとてつもないものです。
というか、笑ってしまうくらい尋常ではないっ!!
これだけやっても金メダルを取るのは至難の業なのでしょうね。

今日も女子レスリングは55キロ級に吉田沙保里選手、72キロ級に浜口京子選手が登場。
今、浜口選手が1回戦で負けてしまった。残念。

今日というか明日の未明に女子サッカーもあるし、おちおち寝ていられませんっ!
女子サッカーには是非ともアメリカに勝って優勝してほしいです。

かわいいお客様

目黒区のT様と1歳半のお嬢様。
来ていただいた瞬間から私は「かわいい~。」の連発(笑)
白大島の身幅直しをしたいとのこと。授乳中で細くなってしまったそうですが、今よりも少し太ることを見越してお直しをすることに。
それでも細いです。

お話を聞いていると、実は私が江東区に住んでいる時から私のことをご存じだったそう。
ご存じだったのはご主人の方で、HPをチェックしていてくれていたみたいです。
私が結婚して世田谷区に引っ越してきたのを機会に来てくれたのだそうです。
こういうお話は本当にうれしいです。
こうやって色々な方がこのサイトを見ていてくれているのだと思うと頑張らなくては!と更に思います。

そいて、かわいいお嬢様の方は、家の中のものに興味深々。
色々物色していきました(笑)

また、お渡しするときにお会いしたいです。

お帰りになった後、ふと鏡を見ると手形が映っておりました。
あまりにもかわいかったので思わず写真を撮ってしまった。

私のテクがないものできれいに映らなかったのですが、手形が映っています。
実際はもっとよく見えまるのですが・・・

これは相方にも見せなくては!と思い、そのまま保存。
思った通り、彼も「かわいい~!」を連発してました。