2月2013

満たされました

相方がほぼ1か月休みなく働いておりまして、明日久々のお休みになりました。
そこで美味しいものでも食べようかという事で、成城学園前の小料理屋さんへ。

久々に美味しいお刺身、真ゴチ、天然寒ブリ、やりいか、生牡蠣に始まり、カサゴのから揚げ、牡蠣鍋、〆の雑炊まで堪能。
相方と「美味しいね~。」を連発。
心が満たされると幸せになります。
人の心を満たす事ができるお仕事って本当に素敵だなと思います。
私もそうなるように日々精進です!

愛着

本日のお客様はお仕立てとお直しのご依頼のお客様。
世田谷区に越してから、用賀にお住いの方からのご依頼が多いです。

今回は身幅直しもあるのですが、身幅を大きくする際はヤケやスジが1番気がかりになる所です。
『仕立屋 凛』では直るかどうかのお見積もりを出してからお直しさせていただいております。

ヤケ直しは実際には出来上がってみないと仕上がりが分からないので難しいのですが、ヤケ直しの仕上がりが70%でしたら、残りの30%をお客様のお気持ちでカバーして欲しいと思っています。
『愛着』という言葉の通り、そのお着物が完全にきれいにならなくても愛してお召しになっていただければお着物も喜ぶと思います。

本日のお客様

以前お仕立てさせていただいた結城紬をお召しになっていらして下さいました。
「他のところでお仕立てした物よりも着やすくなりました!」
とおっしゃっていただき、ありがたい限りです。
が、それ以上に着やすくなるかも考えなくてはいけません。
その為にお仕立てしたお着物をお召しになっていらして下さるととてもよくわかります。
胸の辺りがもう少しすっきりできないか、着姿が美しくなるかを考えてまた少し寸法を調整しました。
今回も結城紬に草花が染められた反物をお持ちいただき、お仕立てをご依頼していただく。
冬の柄ではないので、八掛も春、秋にもお召しになれるよう淡い黄色を選びました。
次回のお仕立てもがんばります!

想像以上

江東区時代からのお客様のN様。
今回は浴衣のお直しをご依頼いただきました。
納期の事を考えて早めに持ってきていただきました。ありがとうございます。

私のHPには浴衣の仕立て代を載せておりませんが、実を言うと夏の時期にご依頼いただいても夏に間に合わないという現状なのです。
せめて5月くらいまでにご依頼を頂けるとありがたいです。

さて、N様のご実家は伊勢神宮のすぐそばという事で、伊勢神宮の話題に。
最近のパワースポットブームで伊勢神宮はとても混んでいますというお話。
私も知らなかったのですが、伊勢神宮の中には有名な内宮と外宮のほかに125ものお社があるそうなのですが、そのブームのおかげで内宮、外宮以外のお社も全て混んでいるのだそう。
N様もこれにはびっくりしていて、「私もよく知らないお社にまで参拝客が来てますよ~。」とおっしゃってました。
N様「そして今年は20年に1度の遷宮なので更に混むと思います。」
私「私もいつかは行ってみたいと思うのですが、いつがいいですか?」
N様「平日なら割とすいてると思いますよ。」
私としてはこのブーム的なものが過ぎ去ってから行こうと思っております。

さらに、冬至を挟む2か月間は伊勢神宮の鳥居からの日の出が拝めるという事で、なんと朝から1000人ほどの観光客がシャッターチャンスを狙っているそうです。
私が思っていたよりも、伊勢神宮は凄いことになっておりました。

見てびっくり!

ジャンボなシイタケを頂きました。
この手の持ち主は相方なので、男の人の手のひらほどの大きさです。

雛飾り

雛飾りと言えるほど大層な物はないのですが、世間には可愛いものがあるものです。
先日行った銀座のデパートにて購入。
本来はお雛様に飾るお菓子です。おままごとの道具の様な小さなお菓子はとても愛らしく十分に気分を楽しめます。

手前に置いてあるのは実は起き上がりこぶし。
これを雛人形に見立てて楽しんでおります。
不愛想な顔も愛嬌あり。

皆様、個性豊かです

ご近所の狛江市からいらして頂きました。
浴衣のご依頼のお客様です。

ご主人が1着と、奥様が2着。
奥様は“かっぽれ”と“三味線”を習っているそうで、浴衣は男仕立てにしてほしいというご依頼。
夏限定で着るのではなく、お稽古にお召しになる浴衣です。

奥様のお悩みの1つに踊りをしている際に、襷などを懐に入れるのだそうですが、それが袖の中に落ちてしまう、のだそう。
他の方はそんなことがなく、自分だけらしい。
裄や袖付けの寸法が関係あるのかもしれないですので、今回寸法を研究してみることにしました。

そして、ご主人は落語をされているそうです。
なんだかとても興味をそそられます!

この間いらしてくださった若い方といい色々な方がいらして下さって、お客様の色々なお話をお伺いできるのがとても楽しみでもあります。

私の知らない世界

本日のお客様は、20代の方。
『仕立屋 凛』にいらして頂くお客様の中では若いです。

アンティークの反物が手に入ったので仕立てて欲しいという事ですが、アンティークの反物は珍しい。
私がお仕立て、お直しした物は殆どが着物になっていて、反物の扱いは初でした。

紫色のきれいな地色の生地です。
落ち着いた色合いの卵色の八掛をお付けしてお仕立てすることになりました。

さて、お着物の話から脱線していろいろお伺いしているうちにお客様の趣味が“コスプレ”だという話をお伺いしました。
私は興味深々で、写メなどを沢山見せていただいく。
ゲームキャラクターのコスプレの写真も見せていただきましたが、お着物姿のお写真も沢山ありました。
ファッションの1つとしてお着物を楽しんでおられることが、率直に伝わってきます。
時間がたつのも忘れ色々聞いてしまいました。コスプレの世界は面白そうで、とても奥が深そうです!
楽しいお話ありがとうございました。

気持ちを物に託す

昨年、赤ちゃんを産んだ友人にプレゼントを贈りました。
プレゼントに限らず、贈り物、人に差し上げるものはとても悩みます。
『なんでもいいからあげてしまえ!』は絶対にしたくない。

赤ちゃんが生まれたのは昨年の11月下旬。
もうすでに沢山の頂き物をしているであろうし、『出来れば思い出になって長く使えるものがいいな。』と漠然としたイメージのみだけ持ってはおりました。
それからずっと事あるごとに探してはいたのですが、なかなかピンとくるものがなかった。

先日、東京ミッドタウンのTHE COVER NIPPONでやっと見つけました。
思い出にもなって長く使えるものが!

このショップは日本各地から選りすぐりのMADE IN JAPANの品々を紹介しています。
乃木坂の整体に行く度に足を運んではいるのですが、今回購入した物は1月末までの企画展の物で、見つけたのはぎりぎりの1月30日でした。

2月に入り、手紙と共に友人宅へ送る。
先日、お礼のメールが届きましたが、もの凄く喜んでくれました。(私的感想ですが、本当に喜んでいたと思う。)

ちなみに私が贈ったものは金額的には全く高くありません。
本当に喜ばれるものは金額では決してあらわせないもの。
贈り物は自分の気持ちを物に託すという事。
それが伝わった時、相手が本当に喜んでくれるのだと思います。
何より、相手に喜んでもらうとあげた本人までうれしくなるものです。

サプライズ

先日の私の誕生日に相方からプレゼント。
今、出張中で留守なので宅急便で届きました。もちろんサプライズでした!
相方にもお花の写メと共にThank youメールを送る。

お花はいつか枯れてしまうけれど、お花のプレゼントは必ず写真を撮って思い出として残しておきます。