8月2015

涼しいですね

猛暑と言われた8月初めの頃と同じ月だとは思えない涼しさ。
夜寝る時は、肌寒い位です。

お客様からのメールに「これだけ涼しいと、単衣や薄物の羽織を着れそうです。」とありました。
確かに、9月だって麻の着物を着たくなる日が何日もありますし。

エアコンもコンクリートも無く、電気やガスが無かった時代は本当の季節が分かったのでしょうけれど、今では季節を感じる事も都会では難しいかもしれません。
ですが、自然をよく観察していればお盆の頃には虫の音が聞こえていましたし、都会の中でもちゃんと季節を教えてくれています。

歯の定期健診

3か月に1度の歯の定期健診へ。
ご近所の歯科医院ですが、『世界水準の予防歯科医療を提供する』と待合室に掲げられております。

私の場合、十数年悩まされていた奥歯の治療と定期健診をしていただく事が通院するきっかけでした。
この奥歯が本当に厄介でして、一番最初に治療したのはどこの歯医者さんであったかも忘れてしまうほど、何件もの歯医者さんで治療をしてきました。
残念ながら私の奥歯は今までの治療が良くなかった為に既に手遅れで状態で、抜歯という悲しい道を選ぶ事になりましたが、根幹治療がいかにデリケートな治療で大切なものであるかを痛感。
根幹治療専門の歯医者さんがあるという事もここで初めて知りました。
今までの歯医者さんの治療法では、なぜ再発してしまうのかを詳しく説明をしてくださいました。
その説明をして下さった事、日本の歯科技術がいかに遅れているという事を学習いたしました。

今回の定期健診では『とても優良です。』とお墨付きをいただきまして、検診も3か月から6か月に1回で良いでしょうという事に!
ご近所にこういった歯医者さんがいらっしゃるのは本当に心強いです。

八月納涼歌舞伎@歌舞伎座

最近は母と見に行く歌舞伎が定番になってきました。
今回は第一部の『おちくぼ物語』と『棒しばり』を観劇。

歌舞伎好きのお客様に、おちくぼ物語の左近少将役の中村隼人はイケメンだとかなり洗脳された後に観に行きましたが、その通りのイケメンぶりでした(笑)
華やかさや美しさは天から与えられたものですから、この美しさをこれからも継続していってほしいです。
歌舞伎座の解説にも書いてあった通り、お話の内容は日本版シンデレラ。
予備知識なしに見ても楽しめるお話です。

棒しばりは見るたびに思います。
手を縛られたままで踊るのは見ている以上に大変だろうと。
それを難なくこなし、観客の笑いも取るのは更に難しい事でしょう。
これも鍛錬の賜物ですね。

高校野球マニア

今年は高校野球100年と高校野球児の当たり年といった点で注目されておりますが、相方はかなりの高校野球好き(マニアと言ってもいい)で時間さえあれば放送を見ていました。
私も相方につられてテレビ観戦をしていましたが、負けたら終わりという、ただただひたむきなプレーに不覚にも感動してしまうのです。
とはいえやはりまだ未熟な高校性。
暴投やミスプレーがかなりの確率であるのですが、それが面白味を増しているともいえます。
私としては東東京代表の関東第一高校は私の実家がある江戸川区の学校なので、ひいき目で応援。
私の学生時代の関一(カンイチ)は男子校のマンモス校でしたのでその印象が強いのですが今は男女共学という事でちょっと不思議な感じがします。

その関一と中京大中京の一戦はとても印象深いものに・・・
関一のキャッチャー鈴木君と中京大中京のピッチャー上野君は、名古屋の中学校でバッテリーを組んでいましたが鈴木君は東京の関一へ進学。
「甲子園で会おう。」と約束するも、甲子園で戦える確率の方がはるかに低いはず。
元バッテリーが甲子園で戦うという奇跡的なゲームであったのと同時になんとも劇的な結末が待ち受けていたのです。

関一はピッチャーを継投で繋ぎ、中京はピッチャー上野君の好投で0-0のまま9回へ。
“1球に泣く。”
関一の長嶋君にホームランを打たれゲームセット。
好投をしている方が負けてしまうという、世の中の理不尽さを表したような結末。
これぞ高校野球と言いたくなる、関一を応援していた私も上野君の泣いている姿に涙してしまう。
高校野球を見ていると、自分の中の何か熱いものが蘇ってくる、こんなひたむきさがきっと自分にもあったのだろうなと思わせてくれる、そんなノスタルジックな気分にさせてくれる2週間なのです。

彼らは”一生懸命に野球をしている”ただそれだけなのですが、純真だからこそ見ている者の心を打つのでしょう。
今回は清宮フィーバーとも言われていましたが、決勝戦は毎年満席になるという事の裏側には、私の相方の様な高校野球が好きでたまらないというマニアが沢山いるのだと容易に想像がつきます。

私もちょっと禁断のドアを開けてしまった気がします・・・

目で涼む

猛暑と言われるような外出するにも少し勇気がいるなるような暑い日が続きましたが、相方が静岡の狩野川に鮎釣りに行ってきました。
鮎は清流にいると言いますが、鮎のいる川は本当にきれいです。
昔はこんな川が沢山あったのでしょう。
鮎釣りはどちらかというと京都や岐阜、和歌山などの西日本の方がメジャーですが、東日本にも清流と言われる美しい川があります。
相方は鮎釣りに行くと川の画像を送ってくれるのですが、日本にはこんなにきれいな川がまだまだ沢山あるのです。
釣りをしている本人はとても暑いのでしょうけれど、家にいる私は清流の画像を見て涼やか過ごしておりました。

あくあ屋さんと食事@自由ヶ丘

仕立屋凛を始めた初期の頃からのお付き合いのあるあくあ屋さんと久々にお会いしました。
お久しぶりのあくあ屋さん、自由ヶ丘は駅前で盆踊りらしく、上前に”じゆうがおか”と大きく書かれた浴衣姿のお姉さまが何人も・・・
そんな中、小千谷縮に苧麻の帯のあくあ屋さんのお姿。

この苧麻の帯はいつもダイビングをする沖縄でたまたま見つけたのだそうです。
というか、家があるのは知っていたそうですが着物を作成している場所だとは長い間知らなかったそうです。
あくあ屋さんの人柄なのでしょう、家人と仲良くなり帯を作成していただく事が出来たそうです。
“深い海の色”という希望を伝え、緑色とも青ともいえない素敵なお色の帯。
絣の柄は黄色が入り、沖縄らしさも充分に味わえます。

以前から『帯が出来たら見せてあげるね。』と言われていたのですが、こんなに素敵な帯だとは!
作り手の顔が見え、作成にも少しかかわったという事なので更に特別な帯になったのだと思います。

あくあ屋さんとのお話はいつも楽しく、またお会いできる日が楽しみです。