1月2013

作り手としての思い

先日の講演会の影響で、安藤忠雄氏の本を2冊購入。
あっという間に読んでしまった。
物を作る者として、私も共感すること多々。
そして、もっともっと頑張らなくてはいけないという思いが更に増しました。

日本人と富士山

整体の予約が12時からだったので、駅前の喫茶店で相方と遅い朝食をとる。

祖師ヶ谷大蔵の駅から成城方向を望むと、天気の良い日には富士山が見えるのを見せたくて駅のホームの後方へ連れて行く。
少し霞んではいたけれど今日も雪化粧をした富士山を見ることができた。
相方もこの景色は知らなかった様で、少し興奮しているように見える。
祖師ヶ谷大蔵で小田急線の高架が終わってしまうので、ホームの最後方で写真を撮っている方をたまに見かけます。

富士山を見ると、なんだか胸が高鳴るのは日本人だからなのだろうか。
江戸時代には富士信仰のもと、富士詣りをする人々も多かったという。
富士山詣りに行けない人の為に作られた富士塚も都内には沢山あります。
高い建物も無く、空気も澄んでいたであろう江戸時代は高台に登ればすぐに富士山が見えたのでしょう。
富士見坂という地名がある所はその名残りでもあります。

現代でも富士登山する人口は多いですし、やはり日本人の心の中に富士山という山は大きい存在なのでしょう。
私はどうかというと、富士山に登る体力も気力もないので美しい姿の富士山を眺めて満足している人種です。

それよりも整体で、「体の右側全体がとても張ってます。」などと言われる様ではとても登れませんよね(笑)

建築家繋がりで、安藤忠雄氏のお話

前回の建築家繋がりというわけではないのですが。
先日、紀伊国屋ホールにて行われた
@Kinokuniya 安藤忠雄 講演会「夢をかけて走れ」、を拝聴して来ました。

以前から安藤氏の講演を聞いてみたいと思っておりましたが、1月初めころにネット検索をしていたら偶然にも東京で、しかもすぐに行われるというから、早速電話予約→チケットを即ゲット!

前から3列目という良席で、私は聞く気満々といったところ。
安藤氏のお話は、仕事に対する思い、今の日本人に欠けているもの、今の若者に思う事などを大阪人らしい絶妙な笑いと共に2時間があっという間に過ぎてしまいました。

仕事への取り組み方ははもちろんですが、ユーモアのセンスが素晴らしい。
サントリーの佐治会長とのお話やアサヒビールの故・樋口氏とのお話など、聞いているだけで面白い。
大体、こういう方々は普通に無理を言ってくる。
それをいなしていけるだけの力量があるからできるの訳なのですが。

今回の講演会にも少し話が出たのですが、草間彌生さんのお話。
(草間氏の有名なかぼちゃのオブジェを見て)
安藤氏「このかぼちゃのオブジェ凄いですね。」
草間氏「あなたこれがかぼちゃに見えるの?センスないわね。」
と言われたそうです。(会場笑)
(草間氏にはどう見えているのか聞きたいところ・・・)
そして、安藤氏曰く、「皆さんも草間さんの様なこういう顔つきとこういう服装で生きていかなくてはいけないんです。今の日本人でこういう表情で生きている人はいませんよ。」
スクリーンに映し出された草間氏のメイクとファッションがとても個性的だったので、会場爆笑。

安藤氏は学歴がなく、建築家になるのは絶対に無理だと周りからは言われたそうです。
けれども、学歴の無い自分がこうして建築家になり、今では東大の教授までしてるのだから、夢を持って生涯青春で生きていってほしいとおっしゃっていました。
青春とは好奇心を持ち続けている限り終わらないと。

今の日本人に最も欠けているものは“感性”だという。
モネやゴッホが浮世絵を見て日本人の豊かな感性に驚いたというけれど、今そんな感性を持っている人は自分を含めていない。とおっしゃっておりました。

私も心がけていることの1つとして、100円ショップで物を買わない。
という事があります。
安いものをが悪いと言っているわけではなく、安くて沢山あると必然的に物を大事にしなくなります。
そういう物に囲まれて暮らしていると感性がなくなる気がしませんか?
日常生活で使うものほど良いもの(高いものという意味ではありません)を使うべきなのです。
ちなみに相方は100円ショップで売っているものは全く信用していません。

モネやゴッホが驚いた当時の日本人は、物を大事に使い、生活の中の風景や、色々なことに感動する心を持っていたのだと思います。
大量生産品の中で育っていては生まれてこないものだと思います。

ここでは書ききれないですが、今回のお話で沢山の希望と何かこれから生きていく上での手がかりみたいな物が私にも少しだけ見えたような気がします。

建築家という職業

NHKで建築家SANAAの活動を紹介していた。
SANAAと言えば、金沢の21世紀美術館やルーブル美術館の分館の設計を手掛けた、妹島和世氏+西沢立衛氏の建築家ユニットです。

番組では新国立競技場のコンペの様子が主に放送。
「建築家は時代と調和したものを作りたいと思う気持ちと、時代を超えたものを作りたいという相反する思いがある。」という言葉が心に残りました。

そういえば思わぬところでSANAA設計の建築物を見ていた事に気が付いた。
昨年夏に訪れた、海の駅なおしまである。
外のベンチでごろんと横になりフェリーを待つ時間も心地良く感じたものでした。

結局、新国立競技場は他の建築家の作品に決定。
↓ちなみにこちらです
新国立競技場
完成は2018年、東京にオリンピックが招致されればメインスタジアムとなります。

建築家という職業はとても興味があります。

昔話がまた増えました

そういえば、昨日は久々に井の頭線に乗車した。
どれくらい久しぶりかというと、ほぼ20年ぶり。
20年前の渋谷の井の頭線乗り場がどうなっていたのかは全く覚えていないのですが、駅も車両も、とにかく何もかも新しくなっていた。
新しいと言ってはみたものの、実は15年前位にはすでにこの様になっていたと、同乗者が教えてくれた。
(調べたところ2000年の渋谷マークシティができた時に、井の頭線乗り場もリニューアルされたそうです。)
なので正確には13年前。
でも、マークシティーができる前はその場所に何があったのだろうか・・・それも思い出せないっ!

私が以前乗っていたのは明大前から渋谷までの区間で明大前からは京王線に乗り換えておりました。
昔は神泉駅のホームが短くて各駅停車の1番前か1番後の車両のドアは開かなかったと同乗者に力説。
(これも調べたところ、吉祥寺寄りの2両が開かなかったそうです。私の記憶も曖昧・・・)
今は全部の車両のドアが開きます。

井の頭線を使っていたのは私が一人暮らしを始めた頃。
井の頭線で渋谷まで出て、今はヒカリエのある東口から都営バスに乗り麻布十番近くの一ノ橋まで通っていた。
当たり前ですが、そのころは大江戸線もヒカリエも無かった。
もう20年も前なのかという思いと、その頃有ったものが無くなり、無かったものが今は有るという事がなんだかとても灌漑深く感じられる。

今の私は下北沢で降車し、小田急線に乗り換える。
20年前から今に引き戻される様な不思議な感じ。

車両のドアの開かない井の頭線に乗っていた頃の私と今の私とは全くの別人の様な気がします。
その頃は本当に世間知らずでしたし、和裁を仕事にしようなんて微塵も思っていなかった。

20年ぶりの井の頭線は、私に色んなことを思い出させてくれました。
そして、こうやって昔話が増えていくんだなと実感(笑)

新年会@オイスターバー

新年会の為、渋谷のオイスターバーへ。
牡蠣には目がない性質なので、1年を通して美味しそうな牡蠣は食していると思う。
生牡蠣は最近お気に入りの、兵庫県室津産と三重県的矢産をいただく。
何年か前に、兵庫産の牡蠣の美味しさにびっくりしたのを覚えています。
牡蠣フライ、牡蠣とルッコラのパスタ、どれも美味しくいただきました。

それにしても今日集まったメンバーは皆、体の調子がいまいちで、次回は万全を期して美味しく食べたいねという事になりました。

大雪の日に

東京の降雪は3月が多いと記憶しています。
偶然にもチャイコフスキーの“雪のワルツ”を聞いていた時に雪が降っていることに気が付きました。
この曲のお陰か、雪が舞い降る情景が更に美しくとても幻想的に映りました。

お出かけ日和でした

本日は相方と1日コース。まずは整体の為、乃木坂へ。
今まで40分整体、40分酸素カプセルを60分、60分に変更。
私から整体。

私 「彼はふくらはぎをやってほしいって言ってましたよ。最近はお酒もあまり飲まないし。」
先生 「男の方は言わない方が多いので、奥さんから色々聞くと参考になります。」

そういう私は消化器系が良くないと言われました。
背中の右側は最近常に軽い痛みがありますが、触ってみると筋肉ではなく、内臓が張っているのが分かるのだそう。
プロだから分かるのは当たり前なのかもしれませんが、人の手の感覚って凄いと改めて思う。
首も相当固いらしいのですが、自分では慣れてしまってあまり分からない・・・(苦笑)

体をほぐしてもらうと軽くなったのが分かります。それだけ凝っているという事か・・・

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初詣をしていなかったので近くの乃木神社へ。
昨年のお札を納め、新年の誓いを祈願する。
今年もがんばります!

そして乃木神社にハート形を発見!

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その後、地下鉄を乗り継ぎ二子玉へ。
付いたのは17時頃だったのであまり見ることはできなかったのですが、まずは目的の物を購入。
高島屋に、東急フードショーに、ショッピングセンターと1日いても飽きることはない。
そして、夕飯は牡蠣♪

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帰りの道のりはバス。
バス1本で帰れるのはうれしい限り。
20分ほどの道のりは、気持ちを落ち着けるのにちょうど良い時間。
ほろ酔いの帰宅となりました。

新春大歌舞伎@新橋演舞場

今年、初歌舞伎。
今回どうしても観たかった、吉右衛門さんの『傾城反魂香』
市川右近さんの又平を観たばかりだったので、この場面はこういう演じ方ではなかったなんて思いながら見るのもなかなか面白かったです。

そういえば、もう新歌舞伎座の杮葺落ももうすぐ。
旧歌舞伎座のさよなら公演と同じく、1年かけて行うみたいですね。
楽しみです。

今年 初買い

新年の一通りの行事を済ませ、相方と今年初のお買いものへ出かける。
以前から行きたかったD&DEPARTMENT
日本の伝統的な物からUSED品まで取り扱いは様々です。
私と相方の共通点として『道具が好き』
使い捨ての様な物は買いたくはありません。
USEDでも、気に入れば購入します。

今回は主に生活用品を購入。
その中には亀の子たわしも(笑)
実は意外と売ってないのです。
ですが、亀の子たわしを使うと他のたわしは使えません。
これも私たちの中のロングセラーです。

今日はD&DEPARTMENTの初売りという事もあってか、店主のナガオカケンメイ氏もいらしておりました。
1月6日には餅つき大会もあるようです。