日常生活

歌舞伎の衣装

歌舞伎を観て思う事。
というかいつも思う事なのですが、やはり着物の色使いがとても素敵である。

またしても仁左衛門さんの話で恐縮ですが、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)で仁左衛門さん演じる浮世又平と勘三郎さん演じる女房おとくが連れだって花道から登場してくるシーン。
又平の着ている羽織のからし色とおとくが着ている着物の紫色のバランスが見事に美しかった。
これがまた何とも言えないこなれた色合いで、この夫婦のバランスをも映し出しているかの様です。
いつかどこかで私も取り入れたい、と思うがうまくいくか・・・

そして、最後の演目であった元禄花見踊(げんろくはなみおどり)。
踊りだけの演目ですが、謡いの方々の裃が桃色の桜模様であった。
この裃を観るのは2回目でしたが、最初に観た時のインパクトが忘れられず、また見れたうれしさに心の中でにんまりしてしまうのであります。
というか、この衣装は背景の桜並木に溶け込ませる意図があるのでしょうか・・・