本日のお客様

本日のお客様 (お着物3枚のお仕立依頼)

もうすっかり顔馴染みになりました、目黒区K様。
いらしてくださる時は、いつも目黒小川軒のレーズンサンドを持ってきてくださいます。
このレーズンサンドを見るとK様を思い出してしまうくらい、K様のいつものスタイルなのです。
いらして頂くのはお久しぶりなのですが、昨年お孫さんが生まれたのでお電話でも声が弾んでいらっしゃるのが分かりました。

本日はお着物を3枚お持ちいただきました。
お母様のお着物でしたり、頂いたお着物だったりでどれも少し小さいく、出来るだけ寸法を大きくなさりたいというのと、着用時に問題が無いように接ぎを入れてお仕立をご希望されました。
接ぎを入れる場合、接ぐ分量にもよりますが帯の下にいれるか、おはしょりにいれるかが選べます。
その為、今回はご自宅でお着物をお召しになる時にいつも腰紐をどこで縛るか、おはしょりがどの位になるかを見ていただく事になりました。
一応、簡単な図をかいて「ここと、ここを測って下さい。」とお伝えし、後日ご連絡いただければと思います。
接ぎを入れるかどうかは、小さいお着物をどこまでお召しになりたいかという愛情(愛着)に比例するような気がします。
接ぎを入れてお着物を仕立てるという事は、少し形を変えて受け継いでいく1つ知恵として頭の片隅に入れておくといいのではないでしょうか。