本日のお客様

本日のお客様 (男物大島紬のお渡し)

先にワインの画像ですみません。
本日いらして下さったH様から頂いた赤ワインです。
猫のラベルがとても可愛かったのでついつい載せてしまいました(笑)
新潟のワイナリーに出資していて毎年送られてくるうちの1本をもって来てくださいました。
とっても嬉しいです。ありがとうございます!

H様は大島紬のお仕立て直しを受け取りにいらして下さいました。
元々のお着物が小さかったので、羽織とお着物の2枚から1枚のお着物にお仕立直しいたしました。
身丈もですが、裄も足りませんでしたので、共布で裄接ぎを入れ長くしましたので気持ちよくお召しになれると思います。
着物はやりくりができ、1枚の布に戻るという事は本当に凄い事なのだと改めて感じます。
これでまた長く楽しんで下さい!

本日のお客様 (白鵬関、元琴欧州関の浴衣と甚平のご依頼)

世田谷区からお越しのK様、男性のお客様です。
お仕事の関係で相撲部屋とご縁があるそうで、白鵬関と昨年引退された元琴欧州関の浴衣地をいただいたそうです。
昨年も相撲部屋の浴衣をお仕立てしましたが、デザインが凝っています!
今回の白鵬関の反物はANAとのコラボで、雲紋に飛行機と夢と白鵬の文字が描かれ、白鵬関の広がる可能性を表しているようです。
そして、元琴欧州関のデザインも☆の中に琴欧州の文字。
日本の古典柄と違い、遊び心のあるデザインです。

今回は、浴衣と甚平のお仕立をご依頼いただきました。
出来上りましたら、こちらでもご紹介させていただきますね。

本日のお客様 (紬仮絵羽仕立て)

毎年恒例となりつつある紬の仮絵羽仕立て。
というのも、京都の大学の講座で紬を染めて反物を制作し最後は仮絵羽仕立てにして展示するというカリキュラムがあるのです。
この3年間ほどM様の反物を仮絵羽にするという作業をお手伝いさせていただきました。
いつしか私も反物を見せていただくのが楽しみになっておりましたが今回が卒業制作という事で最後になります。

毎回テーマを決め、構図をイメージし、それを方眼紙に記入していきます。
出来上りの身幅をお伺いして、『この柄は出ますがこれは出ませんよ。』などのアドバイスもさせていただきました。
今回は青の地色に色紙の文様が散らされた、附下調の紬です。
出来上った反物は湯通し前なので少しごわついておりますが、湯通しを終えると今までになかった柔らかさと光沢感が出てきます。
戻ってきたころには違った表情を見せてくれるのです。
それも楽しみに待ちながら、今月中にはお届けできるように頑張ります!

本日のお客様 (大島アンサンブルを1枚の袷にお仕立て直し)

杉並区からお越しのO様。
仕立屋 凛には初めてお越し下さいました。

ご依頼のお着物は男物の大島アンサンブルを女物のお着物にお仕立て直しされたいというご希望です。
男物の方が大きいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが男物はおはしょりがないので女物より小さい事が多いのです。
そして本日はお爺様がお召しになっていたというお着物をお持ちいただいたので、やはり小さいお着物でした。
アンサンブルの長さがあればお着物と羽織を組み合わせて大きくお仕立てする事が可能になります。
今回は今ついている通し裏を八掛にして、胴裏のみ新品をお付けする事になりました。
男物だったものを女性が着れるというところも和服の良い所ではないでしょうか。
どうそ、出来上がりを楽しみにお待ちください!

本日のお客様 (附下 裄と身幅直し、紬 裄と身幅直し)

杉並区からお越しのS様。
仕立屋 凛でお直しをご依頼いただいている(今お直し中)K様のご紹介でいらしてくださいました。

附下はお母様から頂いたお着物だそうで、息子さんの卒業式にお召しになりたいという事でした。
こちらはサイズが小さいので裄も身幅も大きくお直しします。

もう1点の袷の紬はお知り合いから頂いたそうで、こちらはとても大きいので小さくするお直しになります。

お着物をいただくとサイズが合わない事が殆どですので、状況によってはコートや羽織にした方が良い場合もあります。
ですが、いただいた方にお召しになった姿を見せてあげたいですよね。
頂いたお着物のやりくりのご相談もお受けしておりますので、色々とご相談いただければと思います。

キットいい事あります様に!

また本日のお客様シリーズを再開します!

港区のY様。
昨年からお仕立物をご依頼いただき、今年も1月早々からいらして下さいました。
本日は、2月初めにお茶席でお召しになる袷のお着物と単衣のお仕立物のご依頼です。
袷のお着物は私の八掛ストックの中でちょうど良いお色がありましたので、そちらをお付けすることに。
単衣の方は茶屋辻の地模様が入った白生地です。
1ツ紋を入れ、色無地に染めるご依頼です。
お色の方も昨年いらして頂いた時に、私の方で色見本をお渡ししてありましたので、それを参考に探してきてくださいました。
染のお着物は少し先になりますが、楽しみにお待ちいただきたいと思います。

さて、最初の画像のご説明。
Y様がデザインなさったイラストが採用されたそうで「キットいい事あります様に!」のお言葉と一緒にお年賀をいただきました。

本日のお客様 (男物お仕立てのご依頼)

今年初めにもご依頼いただいた新宿区のW様。
また、お仕立をご依頼いただく事になりました。ありがとうございます!

今回は前回お仕立したお着物を持ってきていただいてそれをお召しいただき、微調整があったらしてほしいという事でした。
実際に拝見してみると、内揚げの位置の調整と羽織丈をもう少し短い方がバランスがいい感じです。
男物の内揚げはずれてしまうと帯から出てしまうので、これも微妙な所なのです。
羽織丈は流行りがあると言いますが、最近は少し短めに変わってきたように思います。
私の好みは膝が隠れる程度ですが、これは本当に好き好きですね。

また、お着物と羽織のお仕立をご依頼いただきました。
微調整して、また少しずつ着心地の良いお仕立を目指します!

本日のお客様 (裄の長さについて+乳下がり直し)

雨の降る中お着物でいらして下さったN様です。
何の写真かと言いますと、裄の長さと実寸の違いを自ら証明してくださいました。
「写真撮ってブログに載せて!」と自ら志願してくださったのです。
N様は身長が168㎝と女性では大きい方です。
このくらいの身長になると裄は1尺8寸5分(約70㎝)欲しいと言われる方が殆どなのですが、N様は1尺8寸(約68㎝)でお仕立てしています。
N様の裄の実寸は1尺9寸3分(約73㎝)程ありますが、1尺8寸で小さく感じられないのはなぜでしょう。

皆様も試してほしいのですが、衣紋をきちんと抜いてお召しになると裄の長さが変わります。
お着物を始めたばかりの頃は衣紋を上手く抜く事が出来ないかもしれませんが、下着からの着付け(特に長襦袢)をきちんと行う事できれいに衣紋を抜く事が出来ます。
裄が長いと確実に身幅も広くなってしまいます。
胸回りがいつも余ってしまうという方は違いを試してみてほしいと思っています。

そんなN様は乳下がり直しの羽織を数点もってきてくださいました。
そういったお直しももちろん受け付けております。

本日のお客様 (裄直しと長襦袢のお仕立)

以前、いらして頂いた時は可愛らしいお嬢様お二人とご一緒でしたが、今日はお母様一人で三軒茶屋から自転車で来てくださいました。
世田谷通りをひたすらに真っ直ぐという道のりですので迷う事もなく運動がてらにちょうどいいかもしれません。
渋谷からでもバス1本ですが、渋滞に巻き込まれると1時間ほどかかってしまいます。

本日は訪問着の裄直し2枚と、それに合わせて長襦袢のお仕立てをご希望です。
長襦袢は振袖用の反物で、振りと袖口に赤のぼかしが入っている物でしたが、そこを使わずに淡いピンク色のみでお仕立てすることになりました。
訪問着はお嬢様の幼稚園の卒園式や入学式でお召しになるそうです。
この間、我が家の椅子にちょこんと座り甘い紅茶を飲んでいたお嬢様がと思うと、時間がたつのは早いものだとつくづく感じます。
お着物は節目に着る機会も多いものです。
そういうお手伝いをしているという事を少しだけ誇らしく思いました。

本日のお客様 (採寸と大島お直し)

先日、色紋付を染めからご注文頂いたK様。
その色紋付の羽裏をご購入されたそうで、それを持ってきていただくのと同時に実際にお着物をお召しになっていらして下さいました。
お召しになったお着物は私の方でお仕立てしたお着物ではありませんが、もう少し寸法を変えた方が良い所を変更することになりました。

他に大島の裾の擦り切れ直しなどをお持ちいただく。
お着物を着ていく上で、メンテナンスが重要なことがだんだん分かってくるようになります。
早い方ですと10回も着ないうちに擦り切れてしまいますが、裾の擦り切れ直しは早いほどいいのです。
保管する前にサッと一回見まわしてみてください。
他にもシミや汚れも早いほど落としやすいものです。
早め早めを心がけてみてください。