耳寄りな・・・朗読会@内幸町ホール

『朗読会』と聞くと、なんとなく眠くなりそう・・・なイメージがありますが、誘ってくださったお客様も「朗読会と聞くとつまらなそうだけど、面白いですよ。」とのコメントも頂いたので、ご一緒に内幸町ホールまで行ってきました。
ホールの座席をざっと見渡してみると、多分私が最年少の様です。ほぼ60歳以上の方々。
出演されている、河崎早春さんのお仕立物もさせて頂いているご縁もあり、期待大です。

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河崎早春さんと松尾智昭さんお二人の朗読会。

朗読の内容も昭和初期?のお話しなのだと思いますが、なんというのでしょうか、文章の内容が情感に長けているというか、情緒に溢れているというのか、聞いているととても心が豊かになるのです。
その当時の会話の中には、今は使われていない言葉などがあり、これも面白い。
そして、お二人の絶妙な掛け合い。
出演者の方もおっしゃっておりましたが、「死語になっている言葉って多いんですね。」と。
今の様にテレビが全盛ではない時代は想像力がものを言ったのでしょう。
言葉の力が比べ物にならないです。

今回は普通の朗読会でしたが、ピアノを弾きながらの朗読会などいろいろ面白い事をやっているそうです。
次回も決定したそうで、2018年1月8日、同じく内幸町ホールです。
本当に楽しい朗読会でしたので、ご興味のある方は是非観に行ってみてください。

着物の日

お客様二人と連れ立って銀座へ着物巡りをしてきました。

まずは松屋銀座で行われた『白洲正子ときもの展』。
展示されていたお着物は、普段着、能衣装、時代着物と多岐にわたっておりましたが、私としては普段着の紬や更紗の帯に心ひかれました。
格子の紬に縞の帯など、言葉にしてしまうと何とも味気ない取り合わせですが現代の物とは色合いや糸味が違います。
現在と何が違うのかというと、蚕が違うという事、(その前に)蚕が食べている物が違うなど今となってはもう取り戻せない物なのだと思います。

私も沢山着物を持っているわけではありませんが、良い物を少しずつ集めていければよいな再確認いたしました。
豪華なお着物より、素朴な美しさに惹かれます。

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白洲正子展の後、灯屋2オーナーの渋谷さん、森さんと合流し懐かしの対面を果たし(笑)総勢5名で串揚げランチへ。

灯屋スタッフと行動する時はいつもそうなのですが、次の予定の映画まで時間が無く着物姿で若干走りながら向かいます。
これも懐かしい感じ(苦笑)

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白洲正子展を見終わった後、ランチを終えシネマ歌舞伎『阿古屋』を見に行きました。
今この役を演じられるのは玉三郎さんだけだという事ですが、私は実際の舞台を観に行っています。
琴、三味線、胡弓を自然に演奏する玉三郎さんはとても美しかったことを覚えています。
映画ではお芝居だけでなく、普段は見られない裏方の様子も描かれておりましたが、実際の舞台を見ていた者にとってはもう少し裏方の様子が見たかったというのが本音です。
やはり舞台はライブで見るに限ります。

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その後、灯屋2銀座店、銀座うとうとさんと年始の挨拶を兼ねてお伺いいたしました。

今日は着物尽くしの1日となりました。

明けましておめでとうございます

本日6日より、仕事始めです。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末から年明けにかけていただきましたメールには順次ご返信させていただいておりますが、もし返信が無いという場合はお手数ですが再度ご連絡ください。
6日中には全てのメールにご返信の予定でおります。

今年1年ありがとうございました

今年もありがたいことに、12月まで忙しくお仕事をさせて頂きました。
12月に関して言いますと、毎週1週間の内半分のお日にちはお客様がいらしてくださるという状況でした。

またしてもブログの方はおざなりになってしまいましたが、これからは少しでも多く更新していきたいと思っております。

私の方も今日で今年最後のお仕立物が終わりました。
明日は今年最後の1日ですが、駆け足で新年の準備をしたいと思います。

お客様の皆さまには、いつもながら大変お世話になりました。
今年初めてお会いした方も、何年もお付き合いのある方も、これから更に長くお付き合いできれば本当にうれしく思います。

2017年も皆さまにとってより良き1年になります様、お祈り申し上げます。
また、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年1年ありがとうございました。

洗張の加工代変更について

2017年1月承り分より洗張の加工代が変更となります。

【現在】
袷の場合は個別に加工代をいただいておりました。
解き 袷2500円
表地 4500円
胴裏 3500円
八掛 3500円
合計 14000円

【変更後 袷は表地、胴裏、八掛全て込の金額です】
※個別の洗張が無くなりました。
解き洗張 
袷  9500円
単衣 8500円

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洗張り不要の場合(解きのしについて)

【仮絵羽】
解きのし 2500円

【仕立て上がりのお着物】
解きのし 
袷  3500円
単衣 3000円

何卒、ご了承くださいます様お願い申し上げます。

和装文化研究所 きもの研究所

お客様より面白そうなテーマの講演のお知らせをいただきました。
当日、私は先約があり参加できないのですが、是非とも拝聴したいテーマです。

予約不要だそうですので、ご興味のある方は足を運んでみてください。

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テーマ 「型染のルーツ」
      着物の基本的な技法である小紋や長板中形のルーツを和更紗の中に探る。

講師  増井一平氏(型彫り師、型染研究家)
    http://www.epic-co.net/06/gallery/gall_2010_2.html
日時  平成28年12月3日(土)午後1時半~3時半
 会場  文化学園大学 A051 教室
 主催  文化学園大学和装文化研究所

ご相談料についてのお願い

今現在お問い合わせいただいておりますお客様にはお伝えしてありますが、ご相談料をいただくことにいたしました。

大変ありがたいことに、お仕立てのご依頼を沢山の方からご依頼いただき、ご依頼のご予約もお待たせしている状況にあります。
その中で、ご相談だけのお客様、例えば仕立てられるかもしくはお直しできるかどうか見てほしいというご依頼も多くいただいております。
お直しの場合など、一度縫い代を解いてみなければ分からなかったりすることも多々あります。
お直し不可の場合はそこを縫い直してお渡ししなくてはなりません。
多数ご依頼の場合など、お見積りを出すだけでも時間をいただくことになりますし、そういった手数料と考えていただければありがたいです。

つきましては下記金額をご相談料とさせていただき、お仕立てお直しをご依頼いただけた場合はお仕立て代やお直し代に組み込む様にしたいと考えております。

お仕立物 1枚につき  2000円
     接ぎを入れるなどお時間をいただくお見積りは別途お知らせいたします。
お直し  1枚につき  1000円

例えば紬の反物をお持ちいただきましたが、お仕立てできない場合のみ相談料2000円を別途いただくという様になります。

何卒、ご了承くださいます様お願い申し上げます。

11月大歌舞伎 中村芝翫襲名@歌舞伎座

10月から2か月間行われております、中村芝翫襲名披露公演を観に行ってきました。
お客様のN様に6列目の花道側という良席を取って頂き、ご一緒にさせて頂きました。

襲名記念の幕は佐藤可士和氏のデザイン。
猿之助さんの時は福山雅治さんデザインでしたね。→こちら

襲名披露での楽しみの一つでもある『口上』。
仁左衛門さんの正面だったもので、テンションが上がります⤴

先代の芝翫さんは女形でしたが、前・橋之助さんに名前を継いでもらいたいという遺言もあったようです。
大名跡を継いだ新・芝翫さんにこれからも期待しております。

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それにしても今回の夜の部は9時20分までという事で終演時間が遅く、終わったころにはお腹がペコペコに・・・
N様が歌舞伎座近くのビストロを予約していてくださったので、すぐにお食事をいただく事が出来ました。
お食事からN様のご主人も合流し、3人での楽しい時間でお腹も心も満たされました!
N様に全てお手配いただいて本当に感謝です。

私がお仕立てしたお着物姿も拝見できましたので、それにも感謝です。
着姿のチェックもできました!

浴衣からきものへ

こちらの雑誌の編集に携わったお客様から頂いた雑誌です。

着付けの事はもちろん、お手入れの仕方、着物の購入の仕方、着物の産地など多岐にわたって構成されています。
イラストや写真で分かりやすく解説されており、これからお着物を始めようとされる方にもおすすめの雑誌です。

きものものの@神楽坂フラスコギャラリー

神楽坂フラスコギャラリーで開催中(10月28日~30日)の『きものものの展』に行ってきました。
作家の皆さまはもとより、お客様もアンティークのお着物がお好きな方ばかりが集まって、雨だというのにも関わらずとても賑わっておりました。
昔からの知り合いや久しぶりにお逢いする方、沢山の顔なじみの方々と、とても楽しい時間を過ごすことができました。

初日にお伺いしましたが、すでに作品が品薄の作家さんもいらっしゃいましたので、お目当ての物がある方はお早目にどうぞ。
1点ものでなければ、作家さんに頼めば制作してくださると思います。(多分)

画像は私の購入品で、ガラス作家の一條さんの指輪とビーズ作家の酒井さんの指輪です。
他に飯島桃ちゃんに刺繍ブローチの制作をお願いしてまいりました。
やはり、着物に合うかどうかで選んでしまいますね。

30日までの開催ですので、是非足を運んでみてください。

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神楽坂 フラスコギャラリー →アクセス
〒162-0825
東京都新宿区神楽坂6-16
TEL : 03-3260-9055